にこりごはん vol.2 @くくる食堂、伴走して欲しいのです。

美味しいごはんを食べて ”にっこり” したいな…で始めてみました「にこりごはん@くくる食堂」。本日2回目を終えました。


偶然にも、参加者の皆さんそれぞれのお子さんがASD(自閉症スペクトラムやアスペルガー)という共通点あり。

そこに本日は、学習科学・発達心理学がご専門の教育クリエイターさんが加わり、「ASDあるある」「とんがった子あるある」「教職員あるある」「鉄道ファンあるある」など様々な「あるある話」で盛り上がりました。


解散したのは、なんと15時近く!(お酒も飲んでいないのに3時間!笑)


「でこぼこそだて逗子」は、似たような個人的課題を抱えている方々同士が集まる活動(ピアサポート)です。

共生社会の実現へ向け「インクルーシブ教育」という言葉を最近では多く目にするようになりましたが、インクルーシブとは逆の、でこぼこそだて逗子のような割とエクスクルーシブ(閉鎖的、専用の)寄りのコミュニティの利点は、共通言語を用いて、普段ためこんでいるモヤモヤを思いっきり「笑い話」としてスッキリ吐き出せる点でしょうか。^^


自分の抱えている課題を皆さんにきちんと理解してもらうにはどう伝えたらいいかしら?という気構えなしに、すんなり共感を得られることが多いかと思います。

澄み切った青い空を見上げては現実との落差に切なくなり、雨が降れば気分が沈み、夕方になれば心細く、夜になっても不安で深い眠りにはつけず、

「明日の朝、私はベットから起き上がれるだろうか。」

「眠っている間に、いっそ静かにこの世が終わってしまえば良いのに。」

そんな風に何もかもを悲観的に受け止めてしまうことがある。


まだまだマイノリティが受容されにくい地域社会であることは、それぞれの参加者が静かな語り口でこぼすエピソードの数々から痛いほど感じます。

いつになれば理解者が増えるんだろ。ううん、増えているはず。いや、やっぱり世知辛い?

期待と不安、気持ちは忙しく行ったり来たり。


この場では「あるある話」に大きな声で笑うことが出来ますが、だからといって何らかの苦難を乗り越え「既にゴール地点に到達した」だから吹っ切れています、という訳ではないんですよね。

平坦ではない、むしろキツいポイントが度々訪れるコースを ”現在進行形” で走り続けている皆さん。

どのコースも平均的な人に標準を合わせて舗装されているので、凸凹さんやそのおうちの方が同じように走ろうとしても、あまりに走りづらくてへこたれそうになるのは当然のこと。


決して「不幸」ではないのですが、やはり「大変」ではあります。


多数派の皆さんのようには走れない。

そんな思いを抱えたまま、ストップウォッチは止まることなく60秒…60分…24時間…7日間…30日…12ヶ月、そして何年も時を刻んでいきます。


心底いっぱいいっぱいになっている方々を救うのは、気休めの言葉ではなく、例えば、走りやすいシューズに替えたり、遠回りでもなるべく自分に適したコースへ変更したり、伴走をお願いしたり、給水ポイントでしっかりと休むなどの「より具体的な支え合い」なのではないかな、と今日もひしひしと感じました。


ここまでの長い年月をかけて溜まりきった疲れや、背負い続けたプレッシャーを、給水ポイントに到着するたびにちょいちょい下ろす。

それをこまめに繰り返して、走りやすい工夫をしていくこと。


遠回りしたゆっくりな走りだし、休み休みだし、それが元で「きっと先頭集団からは大きく遅れをとっている」と感じたとしても、そもそも、私たちの「暮らし」にはもともと順位付けなど無いし、それぞれのゴールは違った場所にあり、その距離もずっとずっとずーーっと先なのですから。

共生社会の実現へ向けた「インクルーシブ教育」。

社会が「個」の集まりである以上、多様な「個それぞれ」の満足なしには共生出来る社会はありえないかな、と。

「個」の精神的な負担を減らせるエクスクルーシブなコミュニティが、いろんな場所に沢山あって、それらの多様なコミュニティがゆるやかに横糸で繋がり、それぞれのコミュニティの違いを尊重し活かしあいながら大きな「集合体」になっていけるといいですよね。


「伝え方」を工夫しながら対話し、お互いの信頼を深め、協力してくれる方々と一緒にゆっくり走っていけたらいいなと思います。


重要なのは、それぞれが「どこから来たか」よりも、「どこへ向かうか」ですもんね。

伴走者さん、募集中です。^^

でこぼこそだて逗子

自閉症スペクトラム・ADHD・LD(学習障害)、診断の有無にかかわらず お子さんに発達の凸凹がみられる「おうちのかた」を対象とした ピアサポート(自助グループ)です。 学校や社会生活、お友達との関わり方、学びにくさなどで困っている子どもたちが 「ひとりひとり違う育ちのペース」「それぞれの子の本来の持ち味」を尊重され 安心して暮らせるよう、地域の情報を共有し、学びあい、支えあいましょう。

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